紅ズワイガニとはどんな蟹？

紅ズワイガニは、一般的に私たちが知っている普通のズワイガニとは少し違います。
紅ズワイガニの名前の由来は、 シンプルでキレイな紅色をしていることから「紅ズワイガニ」と呼ばれるようになりました。

紅ズワイガニは普通のズワイガニよりも深い深海（500ｍ〜2700ｍ）に生息しています。
ズワイガニに比べて深い場所に生息するため殻が柔らかく身が傷みやすいんですね。
気になる味ですが、本ズワイガニに比べて、水っぽく、やや劣ります。
しかし、新鮮な紅ズワイガニは甘味が強くミソも濃厚、刺身でも食べられる繊細な味を持っています。

生きの良い紅ズワイガニはとても美味しく、味の優劣は個人の好みによるでしょう。 兵庫県の「香住ガニ」は紅ズワイガニのブランドとして有名です。
価格は本ズワイによりもリーズナブルなので、価格で選ぶなら、紅ズワイガニに軍配があがります。限られた予算で沢山食べたい方は紅ズワイガニがオススメです＾＾


　

紅ズワイガニの食べ方

紅ズワイガニは、約9割がフレークやボイルなどの加工食品として使用されているようです。もちろん新鮮であれば、茹でて頂くこともできます。

ただ、紅ズワイガニは深海に生息しているため、殻の中に細かい泥が少し入っています。より美味しく食べるために、まず殻の中をきれいに掃除してから茹でて食べるとよいです。
という事で、まずは泥を落とすところから始めましょう♪
甲羅のお尻が少し浮きあがったら、カニみそがこぼれないようにカニの頭を下にして、甲羅を外します。
そしてキッチンバサミで、胴体についたビロビロした物を切り取り、ブラシで黒い細かい汚れを取り除いてください。ブラシは水で洗っても、カニの胴の部分には水をかけないように注意しましょう。

泥が落ちたら、カニみそをボールにあげて、更に洗い流したら水を切ります。
その後、もう一度左右の脚を束ねて持ち胴体の真ん中で二つに分ければ準備OKです。

紅ズワイガニを茹でるときは、鍋にたっぷりのお湯を沸かし、食塩を入れ濃いめのすまし汁程度にして、カニを入れ、11〜12程度茹でます。茹ですぎると身が痩せるので注意してください。
紅ズワイガニは茹でたものをそのまま食べても美味しいですし、味噌汁の具材にしたり、お鍋の中に入れて食べるのも美味しいです。


　

紅ズワイガニの価格

紅ズワイガニは夏の一時期を除いては通年で水揚げされます。ズワイガニと比べると鮮度が落ちやすいこともあり市場での評価の低さがネックになっているのが現状です。

ただ、その分本ズワイガニより安く購入できますので、手軽に自宅で楽しむ方が多いようです。価格は、内容によって異なります。例えば、紅ズワイガニポーションですと1.5kgで3,000円程度で購入できるショップもあります。剥き身であれば500ｇで4,500円程で販売されているようです。

ショップによっていろいろあります。購入する前にいろいろなショップを身比べて、価格と評判をチェックしてみるといいですね。