カニの内子ってどんなの？

カニの食べ方、調理法などを調べいるとよく内子（うちこ）って言葉が出てきますが、ご存知でしょうか？ちなみに私は最初この内子ってどんなものかよく分かりませんでした。美味しそうだという事は何となく分かっていましたが。

では内子って何かといいますと、まだ卵になる前の未成熟でまだ液体状のものを内子と呼びます。ちなみに成熟して、産卵直前の卵は「外子（そとこ）」と呼ばれています。
意外と知らない人も多いようですが、かにを贅沢に味わい尽くす人はこの内子の美味しい食べ方をよく知っています。

内子と呼ばれる部分は、かにの甲羅を外すと紫色（茹でるとオレンジ色）のものが見えてきます。それが内子と呼ばれる部分です。

ちなみに、ふんどしの部分に付いている粒状のものが外子と呼ばれています。
それぞれ味わい方は違いますが、濃厚な味わいが人気です！かにみそが好きな方は内子。プチプチとした食感が好きな方は外子という感じでしょうか。

内子の食べ方を説明します。

１　茹でて食べる

かにをそのまま茹でれば、内子もそのまま食べることができます。
一番シンプルで美味しい食べ方だと思います。
また、わさび醤油や酢醤油、マヨネーズなどと和えても美味しいそうです。

２　内子を塩漬けにして食べる

作り方ですが、まずガーゼなどで内子を包み、周りに塩を軽くつけていきます。その後、重しを乗せて8時間ほど経てば完成です。内子がどろどろになっていればできあがりです。

そのままお酒のつまみに、ご飯の上にのせて、サラダなど使い方はいろいろ、どんな食べ方をしてても美味しいですよ＾＾

３　内子を醤油漬けにして食べる

内子は醤油漬けにしても美味しいです。だし醤油などで漬けるといいですね。
内子の塩漬けや醤油漬けは加工品としても販売されていますが珍味として高価ですよね！家庭で一度作ってみるのも如何でしょうか。

４　味噌汁にして食べる

内子を味噌汁の仕上げに入れるだけでもコクが出ますが、内子を味噌と一緒にすり潰して味噌汁に入れるとさらにコクが出て美味しくなります。普段飲むの味噌汁のアクセントとしてもおススメです＾＾

５　かに鍋の隠し味として

かに鍋に内子を入れるとコクが増してとても美味しくなります。
かにの旨味とコクが満載の鍋は絶品の味に仕上がります。

６　外子の食べ方

外子も内子と食べ方はほぼ同じです。
ただし、どちらかというと塩漬けよりも醤油漬けの方が向いています。

ちなみに外子は受精後は味が落ちるそうです。
受精前の外子の色は赤い色なので「赤子」、受精後の外子は黒くなるので「黒子」と呼ばれることもあるそうです。

７　内子・外子の付いたかに

内子や外子に付いたかには大変貴重でなかなか市場に出回ることは稀にしかありません。もしネットのカニ通販で見かけたら迷わずゲットしちゃいましょう。それほど貴重です。
ちなみにかに大好き人間は、内子や外子を手に入れるためにわざわざメスばかりを購入するそうですよ＾＾