タラバガニは脚だけ？

ズワイガニ、毛ガニは姿ごと売っていますが、タラバガニは脚だけカットして売られていることが多いですね。この理由は実はタラバガニそのものの特徴によるものなんですね。

通常タラバガニはボイルする際にカニ味噌を抜きます。その理由は毛ガニのようにカニ味噌を食べることはできません。姿のタラバガニの見た目は豪華でですが甲羅は何も入っていないことがほとんどです。

しかし、姿は甲羅も重量にカウントしての販売なので、同じ重量の蟹を購入するのであれば、脚だけ購入するのがお得です。例えばタラバガニの身の美味しい部分は脚と脚のつけ根（=肩）に固まっています。同じ700gでも姿がそろったまるごとの700gと、脚と肩の部分だけでの700ｇでは食べられる量はかなり違ってくるんですね。

私がタラバガニを注文するときは、必ず肩脚でセットを売っているのを確認して注文するようにしています。身がたっぷり詰まっている部分は脚と肩に集中していますし、姿には見た目は豪華ですが、贈答品用でなければ割高の気がします。

家族で楽しむには脚だけのほうが料理も簡単です。そのまま豪快に！ステーキに！ホイル包み蒸し！サラダ等、自然解凍すれば好きな食べ方を堪能できます。そして殻などの生ゴミの量も少なくて済みます。
ごく親しい方への手軽なお歳暮としても、姿よりもカット済みのタラバガニの肩脚セットの方が喜ばれるのではないでしょうか？